岸からデカサバを釣るためには情報戦を制する必要があります.釣れる情報があってもMAX3週間までで、群れが岸に接岸したタイミングしか釣ることができません.サバのお刺身は独特の風味があり、1度でも経験すると忘れなれない味です.福岡でゴマサバのお刺身を食べることはできますが、自分で釣る以外でマサバの新鮮なお刺身を食べるためには、私の知ってる限り足摺岬(大阪から8時間)に宿泊し清水サバあたりに宿泊するしかありません.
釣って楽しい食べて美味しいデカサバ
小学生のデカサバ釣りのお勧めの理由
子供との釣り、サビキでアジやイワシが釣れるようになったらデカサバに挑戦してはいかがでしょうか.ここ最近少なくなってきましたが、関西の夏にはデカサバ(40up~)という子供を鍛える釣りモノがあります.残念ながら、あまりにパワーがあるサビキのついでに釣れるような狙いものではありません.周りの子供たちが小さい小さい子アジを釣って楽しんでるなか、デカサバ用仕掛けでひたすら餌を投入しながら待つ釣りです.デカサバを釣るという志の高さ、忍耐、気合、根性・・・昭和のスポ根的な釣りモノになります.生き物と戦って勝ったという自信に繋がる体験になりますので、少し体力のついた小さいお子さんにお勧めの釣りです.
まずは小学生のデカ釣りの映像をご覧下さい.失敗から成功、達成感を得るまでの映像となっています.
とにかく美味しいデカサバのお刺身
サバのお刺身を食べたことありますか?福岡などではお店でもでてくることがありますが、サバを生食で食べた経験をお持ちの方は少ないのではないでしょうか?自身、和歌山出身ですが、サラリーマンの家庭では、サバのお刺身が食卓にでた記憶はありません.漁師さんor釣り人の特権と言われているサバのお刺身.我が家にお寿司すら苦手な娘が1人いるのですが、この釣ってきたサバのお刺身だけは食べられます.それぐらい、生魚が嫌いな人でも美味しいと思う食べ物なのかもしれません.
サバの生食で、気を付けないといけないアニキサス(寄生虫)
サバを生のお刺身で食べてはいけない最大の理由は『アニキサス』という寄生虫が生息している可能性があるためです.実は、『アニキサス』はイカやアジ、イワシにもいるんですよ.視力0.8レベルではあれば目視できるのですが、白い、糸のような虫です.釣れたらすぐに血抜き&内臓を処理します.アニキサスは内臓にいることが多く、魚が死んでから身に移動するようなので、身に移動する前に内臓を処理するようにします.
どこらへんで釣れるの?
実は、毎年どこでという決まったポイントはありません.回遊魚を狙う釣りになりますので、例え、船釣りで、外道扱いされるデカサバを釣りに行こうとも、回遊路を探す釣りになります.船ですら大変なので、陸からデカサバを狙うのはそう簡単な釣りではありません.子供さんとショア(陸)からデカサバを釣るためには、とにかく情報収集です.(ただ、フィッシングマックスの大げさな情報には翻弄されないように)回遊魚のため、当日釣れたからと、翌日釣れる保証はありません.釣れた情報をGetしたら、『すぐに行く』が鉄則です.翌週に行こうは、サバ釣りに関してはご法度です.
デカサバのタックルシステム
延べ竿のサビキ釣り以外であれば、今まで使っているスピニングのサビキ釣りシステムで代用できます.唯一、ダメなのは道糸がナイロン2号以下のシステム.ナイロン3号でも古かったり、品質が悪いと切れてしまいます.ナイロンなら4号以上、フロロでも3号以上、PEなら1号以上が最低限のタックルシステムとなります.
デカサバの仕掛け
仕掛けは通常の飛ばしサビキでOKです.ただし、道糸は太目、サビキはデカサバ用などの太いものを利用しましょう.あまり長いサビキ仕掛けではなく、3本針など、短めがお勧めです.デカサバは取り込み時に大暴れしますので針が多いと絡む率も高まり、また、絡んだ場合のリカバリーも大変です.時合は一瞬の可能性もあります.2匹目、3匹目を素早く狙えるようシンプルな仕掛けがお勧めです.
デカサバを釣る方法
繰り返しになりますが、デカサバ釣りは回遊を狙う釣りになりますので、朝や夕方など、決まった時間帯に釣れるわけではありません.ひたすら撒き餌をし、回遊してきた群れをできるだけ近くにおびき寄せ、釣れだしても、できるだけ群れを足止めするよう撒き餌を投入し続けるということが大事になります.
撒き餌をしっかり入れるの次に大事なのが、仕掛けの棚取り(深さ)です..棚は釣れてる人に聞いてみるのが近道なのですが、場所の雰囲気によって聞けないこともあります.そんな場合、釣れてる人が仕掛けを投入する瞬間を観察します.仕掛けを投げ、浮が立つまでの時間をカウントすることで棚を予測することができます.少なくとも”浅め(=カウント2や3)”なのか”深め(=カウント4以上)”なのかくらいは簡単に見分けることができます.やっかいなのがベタ底を回遊する群れを狙う場合です.一部のグループだけがデカサバを連発している場合、このベタ底を回遊している群れを捕えている可能性があります.餌カゴを底に当たるほど底ギリギリを流します.飛ばしサビキで底ギリギリを狙うと、浮が立ったり、寝たりとおかしな動きをします.逆に言うと、このような浮が立ったり、寝たりする動きをしている人は底付近を狙っているということになります.
頻繁にやる必要はないのですが、たまに、大きなシャクリを入れてみましょう.カゴの中のアミエビを撒く動作になるのと、誘いになるという2つの効果があります.頻繁にやる必要はないのですが、定期的に大きなシャクリの誘いを入れましょう.
デカサバ情報
関西のどこらへんで釣れんの?デカサバが釣れる?関西だとアジュール舞子が有名ですが、明石海峡周辺の回遊を狙うことが多いです.
淡路島 津名漁港
雨の中、小学生3年生ががんばっています.淡路島のデカサバで有名なのは佐野になります.
須磨海釣り公園
毎日、釣果情報が更新されますのでデカサバ情報は得やすいです.
沖釣りに近い釣りになりますので大きな群れの回遊があると爆発力があります.二桁釣れたのはココだけです
武庫川一文字
このポイントも渡船屋さん情報が充実していますので、デカサバ情報がでたら翌日行くくらいの勢いで攻めに行きましょう.まずは小二のころのサバ釣り
12歳6年生になると冷静にデカサバを処理できます もうタモを入れてくれと騒ぐこともありません
サバの締め方
デカサバは釣れたらすぐにサバ折りして血抜きをします.