19シーボーグ200Jとフォースマスター600の比較

19シーボーグ200Jとフォースマスター600の比較

19シーボーグ200Jとフォースマスター600の比較

やっぱリールといったらシマノやろ!

いやいや、電動リールだけはちょっと待って下さい。シマノ大好きな私からのお話を聞いてから決めてくださいね。購入はそれからでも遅くはありません。

私のメインリールが19シーボーグ200Jなのですが、たまたまお友達がフォースマスター600を購入したので比較することができました.タチウオテンヤの実釣でシーボーグ200Jとフォースマスター600の両リールを使ってみたので実釣レポートします.
>>22シーボーグ200Jの情報はこちら

まず、はじめに申し上げておきたのは、何を隠そう、私自身は完全なシマノ派で、ステラにはまだ手をだせていませんが、スピニングリールはバンキッシュまでをメインリールとしています.ベイトリールに関してはアンタレスDC、メタニウムDC、カルカッタコンクエストなどを所有する、シマノ大好き、シマノを信頼してるアングラーから発信するレポートということをお伝えしておきます.(比較すする上で、公平性を保つための前振りです.むしろシマノ派からの発信です)

昔はバス釣りしかしていなかったのですが、オッサンになるにつれ、海釣りもいろいろ楽しむようになったという経緯をもつ釣り人のレポートです.
そんなオッサンが船釣りするようになり、電動リールが必要となったシーンではじめて購入したのがダイワのシーボーグ300Jでした.番手的には万能系リールで、ブリまで狙える電動リール.マグロ系の釣りさえ行かなければ、近海の釣りで困りそうにないと思い300番を選びました.

シマノ派のオッサンが何で電動リールだけはダイワを選んだのか?釣りのテレビ番組の影響でしょうか?電動リールだけはダイワやろ?そんなイメージだけでダイワを選んでいました.

釣り道具って、実のところあまり他人の道具を手にすることはないですよね.今回はたまたま仲のいい友人がフォースマスター600を新調したということで比較することができました.近海の釣りを楽しむための電動リール、事実上のフラッグシップモデル対決『ダイワ 19シーボーグ200』と『シマノ フォースマスター600』の比較を実釣でレポートをします.

19シーボーグ200J

19シーボーグ200J 使い勝手◎

まず、私がシーボーグ300Jからシーボーグ200Jを追加したのは、釣り友達のレオブリッツ200Jを触ってしまったというのがきっかけです.一瞬の出来事だったのですが、200番台の小ささ、軽さを忘れられず、タチウオゲームなど、ライトな釣りは200番のほうが楽しそうというのが追加購入した1つ目の理由です.2つ目の理由は2種類の太さのラインを使い分けたいという理由で2台目の電動リールを導入しました.

3年前、はじめてマイ電動リールを購入して使いはじめたのですが、それまでは乗合船レンタルや友達レンタルでレバー式のリールを使っていました.レバー式からダイワのJOGダイヤル式というのは何の違和感もなく、ぶっつけ本番の練習なしで直観的に使うことができました.

19シーボーグ200J パーミング ◎

300Jは少し大きめでパーミングがやりずらいという問題がありました.そのパーミング問題を解決してくれたのがシーボーグ200Jです.
※パーミング=リールを手で覆うように持つこと

19シーボーグ200Jとフォースマスター600の比較

ブラックバスやタイラバ、カワハギ釣のベイトリールまでとはいきませんが、かなりコンパクトになったので、手元もしっくりした感じで、手で包み込むような感じで使うことができるようになったのがシーボーグ200Jです.

19シーボーグ200J サミング ◎

クラッチの入り切りも簡単ですし、サミング(指先のブレーキ)もやりやすい位置に配置されています.親指がスプールにしっかり入りますのでトラブルレスでサミングできます.

19シーボーグ200Jとフォースマスター600の比較

19シーボーグ200Jのクラッチ◎

カチっと入って、『カッキーン』と戻る・・・クラッチON/OFFの操作感も良く、心地いいというか高級感もあります.ハンドルを回してクラッチをONにするだけでなく、スプールの横にもクラッチをONにするボタンがあります.クラッチをOFFにしたときにだけボタンが飛び出てきますので、直観的にON/OFFにすることができます.普段はあまり利用しませんが、親指だけで電動リールの一連の操作を行うことができるようになっています.

JOGパワーレバー

何を当たり前のことを説明しているのか?と思われるかもしれませんが、読み進んで頂いてフォースマスターのクラッチ機構の箇所までいくと理由を理解いただけるかと思います.

19シーボーグ200J『JOGパワーレバー』 ◎◎

電動リールだけはダイワを強く進める理由は、やはりこの『JOGダイヤル』の機構。脳が何も考える必要がなく、直観的に操作できるのがいいです。

そして、この『JOGパワーレバー』直観的に使える電動リールのレバースイッチです.このレバースイッチは数分でものにできます.おそらく人間工学的にも優れていて、特に頭で考える必要もなく、思い通りに操作ることができます.この発明は電動リールのiPhoneと言ってもいいかもしれません・・・

19シーボーグ200Jとフォースマスター600の比較

はじめの何回かはダイヤルを回しすぎて急速に巻き上げてしまうなどの失敗があるかもしれませんが、数回の失敗で、自然に頭と体が理解してくれます.ここまでくれば後は直観的に操作するだけになるので、魚とのやりとりに集中できるようになります.

どんな釣りでもシマノかダイワの1.5万円~実売2万円以上のものを購入すればほぼ間違いない、それ以上は好みやこだわりの問題、そう思っていましたが・・・電動リールだけはそうでもないかもしれません.

シーボーグ200J スペック

標準自重(g):475
ギア比:4.8
最大ドラグ力(kg):8
標準巻糸量ブライト(号-m):2-300、3-200
標準巻糸量ナイロン(号-m):3-250、4-170
ベアリング(ボール/ローラー):12/1
最大巻上力(kg):38(42)
常用巻上速度1kg負荷時(m/分):152(168)
JAFS基準巻上力(kg):9
JAFS基準巻上速度(m/分):190
※表内の( )内の数値はスーパーリチウムを使用した場合の概算値です。
ハンドルノブS交換可
付属品:リールバッグ、糸通しピン、スタンドカバー、工具、日本語シール、下巻き目安ゲージ、スーパーパワーコード(ブラック)

フォースマスター600

そんな中、仲のいい友達がフォースマスター600を購入したということで、少しだけ触らせてもらう機会を得ることができました.

フォースマスター600 グリップポジション ×

いきなりのダメ出しになりますが、手に持った瞬間 パーミング(パーミング=リールを手で覆うように持つこと)できないんですけど・・・

19シーボーグ200Jとフォースマスター600の比較

ん? あ? ・・・

まず、ロッドとリールを握るポジションが分からない
見ての通り、ロッドはシマノのリミテッド モデラートというハイエンドロッドです.

仲のいい友達には絶対に言ってませんよ!でも心の中で
繰り返しになりますが、とにかく握るポジションが分からない

そして、何より重心が悪過ぎる(これはもしかしたらオプション設定にない直結バッテリーを付けていたせいかもしれません)仮にそうだったとしても、これはちょっとポジショニングがおかしすぎます.
この写真の手の位置のポジションだとクラッチon/offとサミングはできますが、巻き上げのダイヤルまで指が届かないんです.ほどんどの人は握り直して操作する必要がありそうです.キャスティング用のベイトリールは握り直すのが標準ですが、もしかして淡水開発チームが設計した?そんな印象です.

もしくは、ダイワとシマノの違い?
いやいや、そもそも私はシマノ派で非電動リールは全てシマノで、ダイワのベイトリールは1つも所有していません.シマノのベイトリールを使って、ロッドとしっくりこない組み合わせなんて出会ったことがありません.

まあ、バランス、ポジションに関しては100歩譲って、合わせているロッド、バッテリーとの相性が悪かったということにしましょう.

フォースマスター600 クラッチシステム ×

一見、便利そうな機構が、脳にとては1ステップ考える時間が必要な構造になってしまっています。

次に気になったのが、クラッチの操作感.鳴り物入りで採用された、新しいクラッチシステム.『スピードクラッチ』とうい名称のものです.

メーカーの説明:クラッチレバーを押すだけの簡単操作でクラッチのON/OFF切替が可能.スプールをサミングした状態でのクラッチ操作ができるので、煩わしいバックラッシュを防止します.さらに、スプールを指で押さえたままクラッチ切替がスピーディに行えるので狙いのタナがズレることもありません.

『え~』説明の意味が分からんし・・・

19シーボーグ200Jとフォースマスター600の比較

さらに言うならば、『リールのクラッチとは』というと
高級な車ほどドアの開け閉めに”いい音が鳴る”と思います.リールも同じように高級なリールほど、剛性が高くなるので、クラッチの入り切りの、あの『カッキーン』の感じが心地よく響きますよね.

リールの価値の中には飛距離とかブレーキ性能は当然ですけど、我々、おっさんアングラーはクラッチの『カッキーン』の心地よく良さにも1万円くらいは払ってる感覚はあるんですよ.

ところが、フォースマスター600のクラッチの感覚ときたら、なんだ?この『プラスチック感』実売6万円を超えるリールとは思えない・・・例えるならスーパーカブのクラッチ『カッポ』って感じ.
確かに、世界一丈夫な壊れないクラッチですが、フラッグシップ的な感じではないっす.

しかも、クラッチを切っても同じ位置に戻るのでクラッチのON/OFFが直で脳の伝わらないというかなり深刻な問題も・・・

むしろ、直観的でないので使いにくいんですけど~

親指の根本が下がってるときはクラッチOFFという、どのベイトリールにもある感覚がこのリールにはないので、常に、ONなのか、OFFなのかを頭に記憶しながら釣りをする必要があります.まあサミングしてるときはOFFなのですが、長年の操作で身にしみ込んでいる感覚を、このリールだけに合わせるのはたいへんです.便利そうで便利でないクラッチ機構となっています.

フォースマスター600 サミング ×

さらに、フォースマスター600のサミング(指先のブレーキ)もめちゃくややりずらい・・・
スプールを抑える行為 サミングがしやすとカタログには書かれていますが、逆に離れすぎてやりずらいんですけど・・・
バス釣りの感覚だたからか?本来サミングって親指の先でやるもんではないですよね?ラインを直で触るなら親指の真ん中あたり、もしくはスプールの端っこを親指の爪の付け根あたりで触る感じでしょうか.電動でないベイトリールは全てそういう設計になっているのですが、なぜこのフォースマスター600だけおかしなポジションになっているのだろうか?

19シーボーグ200Jとフォースマスター600の比較

私の手が小さいってのもあるかもしれませんが、届きませんけど~
ダイワのシーボーグ200Jは普通に届いていますので・・・
設計ミスと言われても仕方がないくらいおかしな設計になっています.

フォースマスター600 タッチドライブ ×

コンマ何秒の世界で指先の力加減を調整する。相当な時間の訓練が必要です。予測できない魚とのファイトの中で、直観ではなく、脳で処理してからの動作の落とし込みは激ムズです。

さらに、さらに 致命的なのがこのリールの売りの1つである『タッチドライブ』

『タッチドライブ』電動の巻きの速さをコントロールする機構、コレかなりヤバイ代物のような気がします.

おーい、誰か東大出の技術者(すんません勝手な予想)にホンマの釣りの状況を教えてあげたほうがいいような気がします.テスターやプロが聞き分けが良すぎるのか?
これはあくまで予想ですが、シマノのベイトリールのDCシステム(デジタルコントロールブレーキシステム)がうまく行き過ぎて、電動リールに強く影響を及ぼしているような気がします.確かにシマノのDCシステムは唯一無二のとんでもなんでもないシステム(3個所有しているので保障します)なのですが、電動リールでも無理やり未来を開こうとしたのが、この結果か・・・

19シーボーグ200Jとフォースマスター600の比較

この、鳴り物入りで採用された『タッチドライブ』は誤動作というと言いすぎかもしれませんが、意図しない動作を普通にするんです.
おそらく、JOGダイヤルが特許の問題で、ダイワと同じ仕組みが使えないのは分かります.
まあ、利用時間が10分くらいのことなので、なんとも言えないところもあります.しかし、1回、2回釣行で使い込めば慣れるんだろうか??? ん?~かなり怪しい機構になっています.

せめて、もう少しタッチのボタンを重く、深く入るようなスイッチにしておけばいいと思うのですが、マウスをクリックするような感じで軽すぎることが問題を大きくしているような気がします.小刻みにスピードをUP/DOWNするにはいいのですが、UPの上のボタンを何気にグっと押すといきなりMAXスピードを巻き上げはじめる動きをします.慌ててDOWNのほうを押すのですが、なんじゃこりゃって感じです.開発者はノートパソコンのトラックポイントを知らなかったのだろうか?アナログチックに操作できる圧力を検知するセンサーを埋め込めばまだ良かったと思うのですが、ちょっとの力でMAXの巻き上げがはじまってしまうという、かなり操作性の悪い(繊細過ぎ)ボタンになっています.

釣れてもいないのに、釣り友が電動MAXで巻き上げているシーンが何度もありましたが、釣れたの?と聞いた、そのたびに『慣れてへんねん』と言ってました.

その時はなんのことか分かりませんでしたが、実際にフォースマスター600を手にとって『タッチドライブ』を操作すると、、、いきなり電動MAXのウィーン
なるほど、これはかなり慣れないと誤動作させてしまうわ、、、ヤベぇ

いやいや、仲のいい友達なので『ちょっと慣れが必要だね』くらいまでしか言えませんでしたが、これは明らかにフォースマスター600は”ヤバイリール”かもしれません.
人間工学的の”使いやすい”の反対の言葉があるのか知りませんが、ほんとうに人が使う道具として作ったのか?疑問に思ってしまうような機構になっています.
※その後、2釣行目、3釣行目と同じ失敗をしているようでしたので『釣り中級者』でも扱え切れないという、無駄に難易度の高いというリールということです.

ということで、タッチドライブ機構においてはシマノというだけで信頼して購入するのは『ストップ!』(あくまで個人的な意見)

別にダイワを強く推奨するわけではないですが、購入を考えている方は必ず実機を触って、電気を通して感覚を味わってから購入を決断したほうがいいです.少なくとも、クラッチの感覚くらいは体験したほうがいいです.

1回も触らすNetで購入・・・フォースマスター600に限っては絶対にやらないほうがいいです.
繰り返しになりますが、これはシマノ大好き派、シマノ信者からの声というのをお忘れなく.

>>参考  さすがにシマノも非を認めてプログラムをアップデートするようです
所有している釣り友にも紹介してみますので、アップデート後のレポートは改めて.

フォースマスター600 スペック

ギア比:5.1
最大ドラグ力(kg):8
自重(g):495
PE[パワープロボートゲーム]糸巻量(号-m):2-300、3-200 / フロロ糸巻量(号-m):3-210、4-160
最大巻上長(cm/ハンドル1回転):53
スプール寸法(径mm/幅mm):33/30
スプール下巻ライン(PE号ーm):2-200、3-100
ベアリング数BB/ローラー:9/1
ハンドル長(mm):65

19シーボーグ200Jとフォースマスター600の比較のまとめ

シマノ贔屓、シマノ大好きな、シマノ派が作成した比較表です.期待しすぎて厳しい評価になっているのかもしれませんが、実釣で比較すると、このような評価を付けざるを得ません.予想するに淡水リールのエリート開発チームが海水電動リールを手掛け、薄々みんな気づいているけど誰も意見や設計変更や企画のストップを言えなかった・・・スケールが違いすぎますが、XXX重工の超エリート集団が飛行機作りに失敗を続ける企業構図に似てるような気がします.

19シーボーグ200Jフォースマスター600
メーカーHPダイワ シーボーグ200Jシマノ フォースマスター600
パーミング
=リールを手で覆う持ち方
サミング
=スプールの親指ブレーキ
クラッチ一般的なリールと同じ
(直観的)
同じ位置に戻る
(記憶しておく必要がある)
巻きコントロールJOGダイヤル
(直観的)
タッチドライブ
(繊細で慣れが必要)
総合的な使い勝手残念ながら✖
定価¥77,000\82,000
実売価格¥63,000~くらい¥58,000~くらい
重さ475g459g
ギア比4.85.1
最大ドラグ力8kg8kg
糸巻量(PE)2号300m 3号200m2号300m 3号200m
ベアリング
(ボール/ローラー)
12/19/1
巻き上げ力
比較不能
小物用なので比較必要なし小物用なので比較必要なし

確かにコストパフォーマンスは高いのですが、フォースマスター600を購入する場合は、お店で電源を入れてもらって、必ず操作感を納得してからにしましょう。

2020年フォースマスター601でさらに犠牲者を量産

繰り返しになりますが、関西人やし、地元のシマノ大好きオジサンです.しかし、このフォースマスター600『タッチドライブ』のリールだけはお勧めできません.記事にはしましたが、仲のいい友達が所有している高級リールなので、仲間内では批判をしていなかったんです.

すると・・・左利きのおじさんが、、、やちまった~
使えないフォースマスター600左

5万円以上する釣り道具、仲間に『失敗した?』とは言えませんよね.お小遣いを貯めてようやく買ったリール、めちゃめちゃ気持ちは分かります.大金をはたいて買ったリールが役に立たないなんて口が裂けても言えません.しかし、背中が物語っています.
開始数時間で諦めて手巻きリールのタックルに変更していました.そして、この日(泉州の鬼アジ狙い)、衝撃の出来事が、、、昨年、フォースマスター600を導入した600オーナーが別の電動リールを持ってきてたんです.あれ?フォースマスターは?フォースマスター600オーナー曰く『繊細な操作が必要な釣りには向かない』とはっきり言ってました.それって、使いづらいリールってことですよね.突っ込みを入れず『ふ~ん』とスルーしましたが・・・

帰りがけ、フォースマスター601左のオーナーに、『タッチドライブ』の使い勝手どうですか?と聞いたところ、『繊細な釣りには向かない、タチウオなど、一気に巻アワセるるような釣りに向てるかも』と、万能電動リールでないことを安に物語っていました.

『タッチドライブ』とにかく、買う前に、実際の使用感を確認してからにしましょう.

参考>>ヤバリール フォースマスター600

ついにシマノが初代フォースマスターの欠陥を認める

18フォースマスター600/600DHのソフトウェアを更新
googleの検索『シマノ 修理』で検索するとトップページに修理と同じレベルに”お使いの18フォースマスター600/600DHのソフトウェアを更新し、さらに快適にご利用いただくためのソフトウェアアップデート(有料)についてご案内します”とあります.

おいおい、より使いやすくなるアップデートとなっていますが、、、

フォースマスター600
認めろ!ほぼリコール級やろ!

ソフトウェアアップデート費用:1500円
手数料:2000円

費用をとんのかい!と突っ込み入れたくなりますが、完全にはリコール級とは認めていないようです.
さらに、2021年はフォースマスター1000/200のタッチドライブリールがあります.
シマノの電動リール『ヤバリール』にならないことを願っております.

性懲りもなく2021年タッチドライブのリール新製品発売

自転車の電動変速機、特にベイトリールのDC(デジタルコントロール)は唯一無二のとんでもない仕組みと言っていいでしょう.私は初代アンタレスDCからDCシステムを使い続けてるバリバリのシマノ派です.が、タッチドライブ・・・技術部のエライさん、開発部のエライさん、釣りしたことありますか?チャレンジ精神は認めますが、製造しているのは『趣向品』です.必ず必要な物ではないので、おかしなもん作ったらユーザーはすぐに離れてしまいますよ.

フォースマスター1000

21フォースマスターに書かれている『Newタッチドライブ』の説明

以下、かなり言い訳的なNewタッチドライブの説明

『ワンタッチで、お好みのスピードでの瞬時の巻上げが可能な中間速設定機能を新たに追加。魚が掛かり思わず力が入って、スイッチを押し込んでしまうような場面でも設定した巻上げスピード以上にならないため、アジなどの口切れや浅掛かりのハリはずれ、そして細ハリスのライン切れなどを回避することが可能』

いやいや、『今までの電動リールはそんなことなかったやんけ!』と、おいでやす小田が大声で突っ込んでくれそうな説明書きがあります.

思わずスイッチを押し込んでしまう・・・こんなのは釣り心理的には当たり前の動作で、こういうのが起きないシステムが正解ってことですよね.=現行システムがほぼ間違いであったという説明書きですね.

フォースマスター1000、フォースマスター200/200DH

もう開発は辞めると思ってたんですが、、、開発費がもったいないからか?本気で諦めてないからなのか?悪名高き、『タッチドライブ』『スピードクラッチ』の2大ダメダメシステムが搭載された電動リールがシマノ発売されます.

マジでビビリました・・・

しかも、フォースマスター200に限って言うと、PE1.5号が100mって???海の何の釣りに使うのでしょうか?バス釣りでベイトフィネスというベイトリールで細いラインを使う釣りがあるのですが、海釣りのベイトフィネス?そんな釣りがあるのでしょうか?

海釣りで100mってちょっとありえないですよね.こういうスペックを書いてしまうとこも開発者が釣りをしたことがあるのか?と疑ってしまうところです.バス釣りチームが海釣り用リールを作った?←知らんけど

想像するにイカメタル用とかのかな?0.6号とか0.8号なら200m以上巻けるということですからね.上限100mとかって淡水釣りの世界の話ですよね.

諦めずに頑張ります!23フォースマスター600

進化した操作性、タッチドライブスピードロック。タッチドライブスピードロックとは、ワンタッチで狙ったスピード(中間速設定)で瞬時に巻き上げることができ、まるで車のアクセルのように・・・説明が苦しすぎる
車のアクセルのようにって、繊細な操作ができるイメージに繋がらない.

23フォースマスター

あらかじめ設定した中間速ではスピードが・・・ほにょほにょと、タチウオが食い上げがどうのことの・・・瞬時に早巻きできればいいだけのような気がします、が説明がややこしい.
23フォースマスター
『あらかじめ設定』って、タッチドライブの最大の欠点、急なびっくり立ち上がりを避けるための設定なのかな?
要するに、ダイワの『JOGレバー』のように直観的操作できればいいだけなのですが、機構に無理がありすぎるような気がします.ソフトウェア技術でなんとかねじ伏せることを続けているようですが、完成形までいけるのか?
いずれにしても、フィッシングショーOSAKA 2023で実機を確認してこようと思います.

フォースマスターの実売価格をご存知でしょうか

フォースマスター600:定価¥83,500/実売価格¥53,000~/36%j引き
シーボーグ200J:定価¥77,000/実売価格¥60,000~/22%引き

フォースマスター600ヤバリール
釣り具屋さんもグルになって犠牲者を増やし続けています!

フォースマスター600は常に歳末セールかい!と突っ込みが入るような実売価格になっています.シマノらしかならぬ『安さ』をアピールしないと売れないというのが現状なのかと思います.
これも被害者を増やす原因なんです.私にフォースマスターを購入したと話してきた釣り友たちの100%、第一声の言葉が『安く買えてん』なんです.シマノ派の人ほど、安売りをしないシマノがこの掛け率をお徳と思って買ってしまうようです.

もしも、ボタン圧式が完成したら

もしもですよ、AI機能などが搭載され、タッチドライブなどのボタン式でリールの巻きスピードを調節されるようになったら・・・アタリを自動で感知しフッキング、魚とのやりとりを計算し、ロッド、ラインの負荷を考え巻きパワーとドラグ強度を調整・・・

そこまでできたら『誰も電動リールで釣りせいへんわぃ!』

今後、どんなけAIとかで学習させてもリールのボタンの圧式は無理やと思います.人間の感覚で扱うレバー式の感度を越えられないと思うんです.
魚とのアナログ的なやり取りや駆け引きが楽しいのであって、自動で釣れたら何も面白くないんです.

電動丸の魚探、DC(デジタルコントロール)ブレーキシステムなどは、魚と接触するまでのシステムなんですよね.魚と接触した(釣れた)後に人間はさほどデジタルを求めてないんです.

魚が掛かった後は生命(魚)と生命(人間)との闘いといいますか、魚にとっては生きるか死ぬかの戦いで、人間側はそのやりとりを制することに納得感を得るというのが釣りです.魚を掛けた後も『全自動』になったら何も楽しくないですよね.

唯一、マグロの1本釣りなどの職業釣りは魚が掛かった後のAI機能を求めるかもしれませんが、レジャーな釣りの電動AIはないような気がしますね.