玉市丸(たまいちまる)イサキ釣りのお作法

2022年5月28日 和歌山 湯浅 玉市丸(たまいちまる)イサキ釣り
人生初のイサキ釣り、事前情報通りで釣果はクーラー満タン、食べて最高のトロイサキを味わうことができました.予約から(爆釣)実釣りまでレポートします.
>印南港 木下丸のイサキ釣りのお作法の紹介はこちら

玉市丸(たまいちまる)イサキ釣りのお作法

予約

土日の釣行なら最低でも1ケ月前に予約といったところでしょうか。クーラーボックス満タンの写真がUPされたときはすでに遅し.皆さん、乗っ込みの開始時期を予測して予約するようです.アジがメインのイサキ数匹という釣果から、1週間ほどで一気にイサキ満タン状態に変化します.

受付

AM3:40 ころ集合との指示がありました.
玉市丸イサキ釣りのお作法
受付準に釣り座を選びますので時間厳守です.
釣り座を選択したら支払いと名簿に記入します.
玉市丸イサキ釣りのお作法
氷をもらったら軽トラにクーラーボックスを乗せます.
玉市丸イサキ釣りのお作法
クーラーボックスは船まで運んでくれます.
船までは200mほど歩きますので荷物はできるだけ少ないほうがいいです.

駐車場

車は受付の前か
玉市丸イサキ釣りのお作法
横にあるスペースに駐車します
玉市丸イサキ釣りのお作法

仮眠所

受付時の早いもの準に利用できます
玉市丸イサキ釣りのお作法

タックル

釣船さん別に細かいお作法の違いがありますので思い込みは厳禁です.
初乗船の際は予約の電話でしっかり確認しましょう.

自分で準備するもの

ロッド:100号の鉄仮面を使いますので負荷重り80号以上.コマセをしっかり振れて、短すぎなければ特に何でもいい感じです.

リール:ダイワなら200か300番、シマノなら400~600番あたり.3連が掛かるとちょっとしんどそうですが、魚自体それほどパワーのあるわけではないので小型電動リールでOKです.手巻きでもいいですが、100号重りなので相当な覚悟が必要です.

PE:この情報はどこを探してもない・・・2号でもいいですが、3号あたりがベストかと思います.細いからどうこうというのはないですが、レンタルタックルがお隣さんになると、4号か5号のPEなので差がありすぎるとお祭りが頻発します.

クーラーボックス:30L~35Lくらい.48Lなどを輸送用の軽トラックに乗せると・・・こっそり陰口叩かれます『こんなバカでかいの持ってきて~』聞いてしまいました.一人で運べるサイズ(重量)というのが1つの目安になります.

釣舩屋さんが準備してくれるもの

仕掛け一式:鉄仮面、サビキの仕掛け1組、バッテリーも無料でレンタルしてくれます.仕掛けは2枚目からは300円です.青物などに飛ばされない限り、イサキだけなら1組で1日遊べます.同行者で一番使ったのが3枚までだったので、仕掛けがダメになったら船で購入するというのでいいかと思います.サビキのヒラヒラがなくても釣れるのですが、糸ヨレがあると極端に釣果が落ちます.糸ヨレが発生したら素直に仕掛けは交換したほうがいいです.

あったほうがいいもの

グローブ :魚の背びれ、エラの部分で怪我をしないため
バケツ(バッカン):血抜き用にあると便利です
長靴:コマセで臭くなります
スプーン:コマセを入れるため
リール竿受け:手返しが早くなります
脳天締め:連続して釣れるので血抜きの効率がUPします
酔い止め:普段コマセの釣りをしない方は念のため

釣り座

予約準で受付時に選択するルールになっています.アンカー(いかり)を入れ、船を固定し、まきえで魚を寄せての釣ります.船の先端(ミヨシ)で蒔いた餌が後方に流れますので、船の後ろ(トモ)が断然有利になります.
玉市丸イサキ釣りのお作法

キャビン
玉市丸イサキ釣りのお作法

実釣

ポイントまでのは日ノ御埼の沖まで1時間弱くらいです.
玉市丸イサキ釣りのお作法

開始早々はアジやチャリコしか釣れず.
ポイントを移動すること3回くらいだったでしょうか、ようやくイサキが釣れだす.
玉市丸イサキ釣りのお作法

30分くらいラッシュの時間がありましたが、そのほかの時間帯は1匹づつ数を伸ばしていく感じです.基本の棚とパターンを見つけ、釣れなくなったら棚を上下にずらして様子を見るというのを繰り返します.
玉市丸イサキ釣りのお作法

釣り方

コマセの釣りははじめてなんだよな、いったいどうやって釣るんだ?

中乗りの息子さんが親切丁寧に釣り方を教えてくれます

それではこの日のパターンを紹介します.

開始早々の釣れる棚は42mとのことでした.
42m付近を狙う基本の釣り方を紹介.

基本的な釣り方

※42mで釣る場合
①まずは45mまで仕掛けを落として止めます
②すぐに仕掛け分の1.5m巻き上げ、43.5mくらいまで巻き上げます
③ロッドを2回大きく振ってコマセを振り出します
④さらに、仕掛け分の1.5m巻き上げ、42m付近で撒き餌にサビキの仕掛けを同調させます
⑤ステイ(停止)して当たりを待ちます

ラッシュの時間帯はこのタイミングで80%くらいの確率で当たりがきます

合わせ

軽い当たりがきたら(超)ゆっくりリールを巻きます
本当たりがきたらしっかり目に本合わせを入れます
※イメージとしてはこちらから合わせにいって、上あごにしっかり針を掛けたい

巻き上げスピード

巻き上げスピードはダイワのリールの巻き上げスピードで25くらいでOKのようです.25というと全開から80%くらいのスピードなので、かなり速いと感じるかと思います.

大きいイサキをバラさないようにするためには

・前当たりの際にしっかり合わせて上あごに針を掛ける
・魚が横を向く暇を与えないくらいのスピードでリールを巻き上げる
・取り込み時にテンションを抜かずに一気に抜き上げる
というのが基本的な考え方になるようです.

ゆっくり巻いて慎重にやりとりをすればするほどバレる確率がUPします.硬い上顎に針をしっかり掛け、ハイスピードでリールを巻いて、魚が暴れないよう上を向いたまま一気に抜き上げるというのが40upを釣るコツとのことです.

指定の棚で当たりがこなかった場合

パターン1

超ゆっくり巻きで指定棚+5mくらいを探ってみる
大型のイサキは群れの上のほうにいるというのが定説なので、ある程度数が釣れている場合はあえて指示棚より上を探るといいようです.

パターン2

超ゆっくり巻きで指定棚+2mくらいを探っみて、当たりがでない場合はもう1度45mまで落します.
1.5m巻いて、コマセを2回巻いて、15m巻いて当たりを待つというのを繰り返して当たりを待ちます.3回までは餌が残っているというイメージで仕掛けを落としなおして当たり待つパターンです.